日焼け止めに書かれている「SPF」と「PA」。これらは、性質の異なる2種類の紫外線から肌をどう守るかを示しています。
1. 赤い日焼け(サンバーン)を防ぐなら「SPF」をチェック!
紫外線の中でも、肌表面に作用して赤みやヒリヒリ、シミの原因となるのが「紫外線B波(UVB)」です。このUVBによって肌が赤くなるまでの時間を、どれだけ長く遅らせられるかを示した指標が「SPF(Sun Protection Factor)」です。数値が大きいほど、ガードしてくれる時間が長くなります。
2. 肌の老化(シワ・たるみ)を防ぐなら「PA」をチェック!
もう一つは、肌の奥深く(真皮)まで届き、コラーゲンなどを破壊してシワやたるみを引き起こす「紫外線A波(UVA)」です。このUVAを防ぐ効果のレベルを示したものが「PA(Protection Grade of UVA)」です。「+」の数で表され、数が多いほど防御効果が高まります。
つまり、「今日は日差しが強いから、赤くならないようにSPFの高いものにしよう」「将来の肌のために、シワ対策としてPA効果の高いものを選ぼう」というように、自分がどちらのダメージを特に防ぎたいかを考えると、最適な日焼け止めを選びやすくなりますよ。